Ryota Ohtake / 大竹 亮太


海外で見た海の綺麗さに感動し「景色を持ち帰りたい」
そんな衝動に駆られカメラを始める。
それまで美しい場所とは限られたところにしかないものと思っていたが、
身の回りにも美しい被写体が在ることに気付き撮影に傾倒し現在に至る。

地元静岡を拠点に活動し、自治体プロモーション撮影や
カメラ雑誌への寄稿なども行う。

自らの心躍る瞬間を探し、情景を感じられる写真を目指している。

Message/
ご覧いただきありがとうございます。
静岡県沼津市生まれ。上京して学生生活を送り社会人として東京にて数年働いた後に静岡へとUターンしてきました。
海外旅行先の海があまりにも綺麗だったことがきっかけで「景色を持ち帰りたい」そんな衝動に駆られ一眼レフカメラを買ったのが2008年のことです。しかし、カメラを持ち出すのは旅行に出かける際の年に2、3回程度。もちろん写真の勉強やカメラの知識を深掘りすることもなかったので、撮った写真は記録写真といったところでした。
このような折、知り合いに勧められSNSを始めたことで地元静岡の写真が数多く目に入ってくるようになりました。普段何気なく生活している場所をあまりにも綺麗に撮影している地元のカメラマンがいることに驚き、自然と写真への興味が湧き始めました。
そして2017年にSNSを通じて仲良くなったカメラ仲間に誘われて行った、東京カメラ部2017写真展(東京カメラ部株式会社主催による合同写真展)が転機となります。渋谷ヒカリエにて毎年開催されている同写真展に展示されている美しい作品群、そしてそこに集うカメラマンの熱量の凄さです。また展示者の方々と話せば学生や主婦、私と同じ会社員であったりと、感動の作品はプロだけの領域ではないことに驚かされました。会場を後にして同行した仲間と熱くなった気持ちをかき氷でクールダウンさせながら、いつかこんな写真が撮りたい、そしてヒカリエに展示してもらおうと語り合った思い出があります。
そこからというもの撮影に没頭する日々が始まりました。手前味噌になりますが、翌年の東京カメラ部2018写真展で2部門入選を果たし、2021年には約4,250万作品の中から選ばれる10作品「東京カメラ部10選2021」として選出され今に至っております。
私自身胸を張れるような賞歴などはございませんが、今ではご縁あって自治体のプロモーション関係の撮影に携わったり、カメラ雑誌での特集記事なども執筆させていただいております。地元静岡県の魅力を写真という形で発信し、育んでもらったこの土地に何か貢献できればと、現在そこに重きを置いています。
よく職業写真家なのかと問われることもありますが、表現者として作品を生み続け発表している作家さんとは私は違うのかもしれません。私のテーマである「心躍る一瞬を探して」これは自身の感動の瞬間を残すところにあります。カメラを持って出歩くことで何気ない日常の美しさに感動し、この感動によって日々心は満たされています。そして私の写真を見た県内外の方からは一度は行ってみたい、その場所その構図で撮影したいなどお声をいただき、生意気かも知れませんが誰かの共感にも繋がっていると自負しております。
私にとってカメラとは宝物探しの道具です。今回ポートフォリオを立ち上げるにあたり300点を掲載しました。まだ未公開分を含め数千点の写真が存在します。今後もカメラを持ち歩いている限り掲載点数は増えると思いますが、私の宝物を見ていただき少しでも日常にある美しいものに寄り添い、感動してもらえる気付きになればと考えています。

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